WOOD HUB

2階建てクリニック

積雪80cmの地方に建つ2階建てのクリニックです。フラットな屋根とする意匠計画であり、小屋スパン7.7m程度である事から6m超のスパンの部分には特注集成材を用いた計画とした建物です。比較的壁が多く耐力壁の取りやすい平面計画であったので、コスト的に有利な耐震要素は在来耐力壁で計画しました。エレベータシャフトは鉄骨フレームとしています。医療器械(MRI)が重量が10ton近くあるため、基礎構造は少し大きくする必要がありました。
 適切な構造計画をすることで、この規模の建物でも在来軸組工法で無理なく計画出来る設計事例です。

在来軸組工法

建物用途:
クリニック
延べ床面積:
671.1m2
スパン:
7.73m
制震要素:
在来耐力壁
水平幅面:
厚物合板直打ち(2階床)、野地+垂木+火打ち(一部厚物合板直打ち)(小屋)
構造概要:
小屋梁 120×540(7.7m)/床梁120×660(6.8m)