トラス

WHフレーム

1000㎡の事務所(スパン14.56m)

設計積雪量80cmの長野県須坂市に建つ事務所建築である。桁行き66mと長く、建物の両端にスパン14.56mの大きな空間を持つ。また、大きな空間の中に一部2階床を内包する空間構成をしている。両端の大空間は耐力壁線間距離が大きいことからトラス梁でありながら耐震要素としても機能する「WHフレーム」を採用した。
建物中央部は大きな空間の周辺に耐力壁が配置出来る計画であったことから、フレーム構造は採用せず、軽快に見える張弦トラスを1.82mピッチで配し架構の連続性を見せ場と出来る計画とした。
立体的な空間構成であるため建物全体の変形と応力状態を適切に評価するために水平構面を柔床仮定とした立体応力解析を用いて構造計算を行った。地震力を1.5倍(耐震等級3)として計画したことから、竣工後に測定した固有周期は0.13秒であり、剛性の高い構造性能が確認出来た。

建物用途:
事務所
延床面積:
999.8㎡
制震要素:
桁行方向 ─ 在来耐力壁
梁間方向 ─ 在来耐力壁 + WHフレーム
水平幅面:
ターンバックルブーレースM12
構造概要:
【WHフレーム】
上弦材 ─ 120×390
下弦材 ─ 120×330
柱 ─ 120×360
斜材接合部 ─ MPねじ接合システム type-L

【張弦トラス】
上弦材 ─ 120×360
下弦材 ─ 120×120
斜材接合部 ─ テックワンP3プラス
設計・監理:
株式会社池田住建企画
施工:
マツナガ建設株式会社
プレカット:
株式会社タツミ